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――今のところ前置きしか出来てません・・・――

平和な世界

多少の不便はあろうとも、人が人として生きていける世界

そこには三つの大陸が存在し、三つの国があった


ガイラルデア帝国

ファルクギルド商国

グラムセルナ王国



それぞれの国がお互いに支えあい、

交流を密にすることで発展を遂げてきた。







しかし、そのような繁栄は、

地底からの来訪者によって

脆くも崩れることとなる。





――――それは、ある雪の降る、寒い日のことだった。



三大陸が弧を描くように囲む海。

どの領内にも接するため、

各国が好き勝手に名を付けていたが

一つ、民衆の中でことましげに呼ばれる名がある。

世界のへそ、と・・・


見事な真円を描く海岸線は異世界への門を思わせるに相応しく、

おとぎ話や伝説の中でも、よく取り扱われる題材でもあった。



だが、稀代の吟遊詩人さえ、そこから、

ただのおとぎ話が具現化するなど思いもしなかっただろう。



前兆は、天を貫かんばかりの光だった。

その威容は、遠く離れた雪国からでも克明に確認できるほどの凄まじさを持ち、

やれ天変地異だ、やれ神の怒りだ、と世界に動揺を奔らせた。

だが、あながちそれらの流言飛語は的を射ていないこともなかったのだ。



光の日の翌日より、獣でもない、人間でもない異形が、

世界中に、はこびり始めたのだから。







当初、それら異形との対話による、混乱の解決が望まれたが、

異形は、獣並みの理性程度しか持ち合わせておらず、

また対話が出来るものも、問答無用で襲いかかってきたため、

すぐさま各国は連携し合い、これらの早期殲滅の任に追われた。





だが、異形と人の力の差は天と地ほどあり、

やがて異形のものは、その醜悪さと、強靭さから

畏怖を込めて

魔族、と呼ばれるようになった。




















後で色々変更するかもしれませんが、大体こんな流れで作ってます
其の内近況報告の中に、スクリーンショットとかあげないとなあ・・・